花トピックス
植物園から今月の花トピックスをお届けいたします。
カンツバキ
カンツバキという呼称は、古くからサザンカの1品種として栽培されてきた‘獅子頭’から生じたと思われる多くの園芸品種の総称として用いられています。ツバキの花は一般にポトリと落ちるので有名ですが、カンツバキの花は1枚ずつ散ります。植物園では、梅園などに展示しています。
シクラメン
年末から春にかけて、たいまつをあげたような美しい花を次々に咲かせてくれるシクラメン。クリスマスや冬の家庭を彩る鉢花として多くの人に愛好されています。シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の多年草で、故郷は地中海沿岸地方。低い山岳地帯の林床に自生しています。植物園では温室 鉢花室に展示しています。
ニホンズイセン
冷たい冬の潮風に耐えながら海辺に群生し、庭先の雪の中から、寒さをものともせず立ち上がって清楚な花を咲かせるスイセン。地中海沿岸原産の房咲きスイセンが中国大陸に伝わり、その変種が日本に渡来したとされます。スイセンの属名「ナルキッスス」は、水面に映る自分の美しい姿に恋して水死し、後にスイセンの花になったと伝えられるギリシャ神話の美少年ナルキッソスに由来するそうです。当のスイセンは、見かけの可憐さによらず、きわめて強健で、厳しい環境に放任しても良く耐えて繁殖し、群生することで知られています。花期は12月頃から3月頃までです。ロックガーデンに展示しています。
サザンカ
サザンカは、山口県から九州・沖縄にかけて、白い花をつけて自生している日本の固有種で、「福岡市の花」に指定されています。ツバキとよく似ていますが、ツバキは花首が一度に離れて散ってしまうのに対し、サザンカは花びらが1枚1枚散ります。また、ツバキは葉が大きく若枝、葉に毛がありませんが、サザンカは葉にも小さく毛があるといった外見の相違があります。佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の千石山が群生地の北限で、国の天然記念物に指定されています。梅園や郷土樹木園に展示しています。
タグ
2011年12月3日 | コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリー:花トピックス

